CGを作成するためのソフトウエアとハードウエアを開発する仕事
CGエンジニアとは、コンピュータグラフィックスを作成するためのソフト面とハード面のシステムを開発していく仕事です。
よく似た業種に「CGクリエーター」というものがありますが、そちらがいわゆるCGの見た目部分を担当するものであるのに対し、CGエンジニアは表には出ない動きのプログラミングを担当する仕事となっています。
特にここ近年ではVR(バーチャルリアリティ)の技術進歩が著しいため、よりリアルな世界観を表現できるプログラミングが社会全体から求められています。
資格取得は業務に就くために必須のものではないのですが、通常のプログラミングと比べ、2次元~3次元の動きを意識したプログラムを組むための技術はかなり特殊なものとなるため、確実に実務に役立つ技能を身につけられる「CGエンジニア検定」はとても人気があります。
資格には「ベーシック」と「エキスパート」の2段階があり、問われる内容もかなりレベルが異なります。
ベーシックはデジタルカメラを使ったモデリングや、立体的に見せるための明暗・濃淡のつけかた、フィルタリング処理、レンダリング、アニメーション方法といった基本的なものを問います。
もう一つのエキスパートになると、デジタルカメラを使ったモデリングに対し、座標変換を使用したモデリングやレンダリング、画像処理といったより見る人を意識した内容を学習します。
デザイナー系専門学校なら確実に知識を身につけられる
CGエンジニア検定は全国にあるデザイン系専門学校で多く学科が設置されています。
これはCGを取り扱う仕事の中でも、CGエンジニアは非常に特殊な職種となっており独学ではなかなか業務に役立つ能力を備えることができないためです。
スマホアプリなどで個人がアプリをリリースしているものをよく見かけますが、かなりCGの再現度には技能の差があることがわかります。
CGエンジニアを目指すための学校としては、都内ならば東京ビジュアルアーツや東京デザイン学院、日本工学院専門学校といったところが代表的です。
他にも全国各地にあるコンピュータ系、IT系の専門学校で取扱があるので、スキルアップのためにそうしたところに通ったり、通信教育を受けたりといったことがおすすめになります。
Webメディアとともにスマホアプリを展開するということもよくありますが、そうしたときには優秀なCGエンジニアの資格者がいると大変心強いです。
CGエンジニアとして勤務をするためには高いプログラミング技能とともにデザインのセンスが必要であり、短納期で一定品質のものを仕上げるという心身のタフさが求められるのが現状です。