CompTIA A+

PC・モバイルサービスに関わるスキル全般を問う試験

CompTIA A+(コンプティア・エープラス)は「ポストPCの時代」のための新しいITスキルを網羅した資格試験です。

主催をしているのはCompTIA日本支局で、受験資格はないため誰でも受験をすることができます。
ただし受験者として想定しているのは1年程度の実務経験がある人とされているため、受験の前にはしっかり公式テキストを読んでおくことが勧められます。

出題範囲はPCやモバイル機器、ノートパソコンといったハード面、それらの機器で使用されているオペレーティングシステムなどのソフト面、さらにプリンタなどの周辺機器の利用方法です。

これまではIT系サービスの能力資格はPCを使用することが前提となっていましたが、ここ近年ではPCではなく持ち運びがしやすい高性能のモバイル機器を使用することも増えているため、そうした社会情勢に対応したのがこの資格です。

業務に使用をされるPCやモバイル機器、周辺機器の使用方法はもとより、安全な運用方法や管理、メンテナンス・保守の選び方といったところまでを問題としています。

資格試験は「CompTIA A+200-801」と「CompTIA A+220-802」の2科目で構成されており、両方の科目でそれぞれ合格点をとることで「CompTIA A+」として認定を受けられます。

IT業界では取得が推奨されている有名な資格です

CompTIA A+を実施しているCompTIAは、1982年にアメリカ合衆国で設立された技術認定活動を行っているIT業界の団体です。

日本支局ができたのは2001年4月で、現在は世界各国10ヶ所に拠点を置きワールドワイドな資格認定活動を行っています。

CompTIAが目指しているのは特定のベンダーによらない共通したIT系技術を身につけられるようにするということで、試験においても広い範囲で使用できる普遍的な問題構成をとっています。

こうしたITサービスのための技術認定資格には、CompTIAのような認定専門の団体(非ベンダー)が主催しているものと、自社製品としてハードウエアやソフトウエア開発を行っている企業(ベンダー)が主催しているものとがあります。

ベンダー資格の場合、そこで問われるのは自社製品を前提としたものとなるため、そのハードやソフトを使用するための勉強にはなりますが、他社製の使用法を理解できないという欠点があります。

ベンダー系資格の有名なものとしてはMicrosoftが主催している技能検定などがあります。
CompTIA A+は現在Microsoft試験に次ぐ世界第2位のシェアを占めており、IT業界内においてはむしろベンダー試験よりもCompTIA A+を取得することが推奨されています。