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Webリテラシー試験

イメージを具現化させる

あまり耳慣れないWeb検定ですが、対象者はWebに関わる全ての人であり、思い通りのWebサイトを制作するために必要な資格なのです。
Webは単なる情報発信ツールではなく、多くの可能性を秘めています。
業界に精通している人間以外には理解しがたい情報も多々含まれているため、サイト制作を発注した側は出来上がったサイトを見て期待外れと感じるケースも少なくありません。

そもそも、言葉が分からなくても希望通りのサイトを作成する事は可能なのです。
問題は双方の意思の疎通にあり、発注する側が必ずしもコミュニケーションスキルが高いとは限らないことにあります。
イメージを具現化するのがWebデザイナーの仕事の一つであり、必要な能力と言えるのです。

職種間の連携

Webを制作する際には、様々な部門が関わります。
それぞれが個々の立場で発した情報をうまくまとめる事はとても重要です。
内部のものでは困難でも、外部の人間になら其々の部門を連携させ安い可能性があるのです。

話を聞き、まとめ、最大公約数的に各部署の希望に近いサイトを作り上げるために動く事ができる人材を育成する事がWebリテラシー試験の目的です。
社外に情報を発信する際に、情報を発信する担当部署以外にも、審査をする部署として広報、法務、IT、コンプライアンスが関わる可能性があります。
また、Webデザイナー、ディレクター、プロデューサーなどが連携し、Webに関する標準知識を確認する事が重要です。

受検対象者

Web関連の仕事に従事する者、Webに関する標準知識が必要な者です。
目的は立場の違いによる意思の伝達ミスを失くす事です。
求められることが高度であることから合格率は53.7%と低く、難易度の高い試験であることが分かります。

Web制作に関わらず、常にコミュニケーションミスによる歪は存在しますが、Web制作において最初の作成で間違えると、修正に莫大な費用がかかる可能性があります。
メンテナンス費用を毎月支払っている場合でも、基本料金内での修正はわずかであり、希望する変更を依頼する場合、別途料金がかかるケースが殆どです。
そのため、無駄な出費を防ぐ意味でも、骨格上の間違いを失くす事が最重要となるのです。

試験の内容

試験はPC上で設問に対して答える形式で、1時間半で85問の質問に答えます。
受験料は税抜き16000円で団体の場合割引となります。
出題は公式テキストから抜粋となるため、テキストの購入が望まれます。

尚、この資格の正式名称は「社団法人全日本能率連盟登録資格 Web検定 Webアソシエイト」と言い、有効期限は2年です。
資格を継続させるためには2年後とに更新する必要がありますが、常に情報が更新されるインターネットの世界では当然のことと言えるでしょう。