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ウェブデザイン技能検定

デザイン

試験の概要

ウェブに関する資格は数多くありますが、厚労省が主体の国家資格としてウェブデザイン技能検定があります。
ウェブデザイナーの需要は年々増えており、資格を持てば仕事に困ることはありません。
来年度の等級別試験美と地域に関する情報は、特定非営利活動法人インターネット認定普及協会のサイトで確認する事が出来ます。

出題範囲についても同サイトの試験要項ページの試験細目で確認する事が出来ます。
合格基準はマーク方式の筆記試験で100点満点中70点以上とし、実技は課題選択方式においても100点満点中70点以上とします。
試験時間は1級は学科90分、実技180分、ペーパー実技60分、2級は学科60分、実技120分、3級は学科45分、実技60分です。

ウェブデザイン技能検定の場合、学科試験と実技試験に合格しなければなりませんが、1級の技能検定に合格した場合は学科試験を免除されます。
1級か2級の技能検定に合格していれば、2級と3級のの学科試験は免除されます。
この様に、学科試験および実技試験を免除されるケースがありますので、同協会のサイトで確認することが重要です。

3級の合格率は6割、2級は5割弱、1級に至っては1割から2割と難関です。
技能検定制では、ウェブ関連の労働者の地位の向上を目的としていますが、資格が無くとも実績を買われて高い評価を得ているケースもあります。
ウェブデザイナーとして職に就くために必要不可欠な資格というわけではありませんが、あることで相対的に技能が評価され、入社の際に有利となります。

受検手数料

レベルが上がるごとに高くなるのが受検手数料です。
1級が32,000円、2級は18,500円、3級は10,000円で銀行振込で支払います。
比較的安価であることから費用面では受検しやすいのが特徴です。

1級と2級は受検するには資格が必要となります。
1級の場合1級の技能検定で学科試験に合格していることは必須条件で、学科試験を受けるには7年以上の実務経験を有する事が条件となります。
または、専門学校や職業高校を卒業後5年以上の実務経験があれば学科試験を受ける事が出来ます。
高度職業訓練を修了していれば1年以上の実務経験を有する者や、2級の技能検定を合格した後2年以上の実務経験がある場合も受検資格があります。

2級の場合は2年以上の実務経験がある、あるいは専門学校や職業高校、大学、高度曲業訓練を修了していれば受検資格があります。
また、3級の技能検定に合格している場合も同様に受検資格を有します。
3級に関しては具体的な資格は必要なく、ただウェブ関係の職業に就いているかこれから目指す方であれば誰でも受検できます。

ウェブデザイナーに向いている人

ウェブデザイナーに向いている人というのは、アイディアが豊富であり、こつこつと地味な作業に集中できる事ができる忍耐力が必要とされます。
苛烈な競争社会において、ウェブサイトの充実が売り上げや集客に大きく貢献するものでなくてはなりません。
そのために、常に新しいアイディアを提供できる人材が求められるのです。

また、顧客のサイトの改修などを任された場合には、問題点を洗い出し、どうしたらそれが解決するのかという点も考えられるとより良いでしょう。
一からサイト制作をする際にも、顧客の業界について熟知し、それを踏まえたうえでどのようなサイトを作ればより多くの人に訪れてもらえるかということも考える必要があります。

例えば医療業界なら、接骨院や整体院を開業をしている先生方はたくさんいますが、実際に足を運んでくれる患者さんは一握りで、集患状況が厳しい現実に直面しています。
その問題を解決すべく、業界のことを理解しながらもサイト制作にも力を入れているホームページ制作会社もあります。

このように、顧客の業界を知ることから始めると、サイトのウェブデザインの仕事にもつながりますし、ただサイトを作るだけという単純作業ではないことがわかりますよね。
ウェブデザイナーはサイトを制作、改修するうえでどういうデザインにすれば顧客の良さが伝わるのかということも考えて作れる人に向いているでしょう。